神経内科
神経内科
脳や脊髄、神経、筋肉の病気に対応します。物忘れ、しゃべりにくい、手足が動かしづらい、歩きにくい、ふるえ、しびれなど症状は多彩です。よく原因がわからない症状がありましたらお気軽に受診してください。パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症をはじめとする神経変性疾患についても診断、治療から特定疾患・介護保険などの福祉環境調整まで対応し、患者様の生活を全面的にサポートします。
このような様々な症状から診断の糸口を見つけ、病歴と十分な診察を行い、原因となる病気を類推し、その上で必要な検査により診断の確定を行い、適切な治療を検討します。
これらの疾患の中には、救急治療が必要となる疾患(急性期脳梗塞・髄膜炎など)や特殊な免疫治療が必要となる疾患(多発性硬化症・ギラン-バレー症候群など)があり、多くの場合は急性期病院での入院治療が必要となります。
何もしていないのに手がふるえる、歩くときに前傾姿勢になる、歩幅が狭く、手の振りが無くなり、顔の表情も硬くなったりする病気です。中年以降の方に多く見受けられます。
物忘れは、高齢化につれて誰にでもみられるものですが、社会生活や家庭生活に支障をきたす場合には認知症の可能性が考えられます。
頭痛とは最もありふれた症状の一つです。
例えば、風邪を引いたとき、冷たい物を食べたとき、お酒を飲んで二日酔いになったときなど、生活のあらゆる面で頭痛は起こります。しかし、中には重篤な疾患を原因とするものもありますので、迅速な診断と的確な治療が必要です。
頭痛は、頭蓋内の痛みを感じる受容器が、血管の拡張や精神・筋肉の緊張、炎症や出血など何らかの刺激を受けることによって起こります。
頭痛以外に特に目立った症状のない一次性頭痛(=慢性頭痛)と何か病気があってその症状の1つとして頭痛がみられる二次性頭痛の2つに大きく分類されます。
てんかんは、原因が不明な「特発性てんかん」と、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、アルツハイマー病など原因が明らかな「症候性てんかん」に分けられ、前者が全体の約6割、後者が残りの約4割を占めるとされます。
乳幼児から、小児、学童、思春期、成人、高齢者のいずれの年齢層でも発症しますが、特に小児と高齢者で発症率が高いと言われています。
てんかんの症状は、脳のどの範囲で異常な電気発射が起こるかにより多彩です。例えば脳の一部で起こる発作(部分発作)では、後頭葉の視覚野で起これば光がチカチカ見える、手の領域の運動野で起これば手がピクピク動く、側頭葉で起これば前胸部不快感や既視感など、患者様自身が感じられる様々な症状を示します。
一方電気発射が脳全体に広がった場合、意識を消失し動作が止まって応答がなくなる、倒れて全身を痙攣させるなど、患者様自身は発作の間意識がなくなり周囲の状況がわからない状態となります。また、体の一部あるいは全体が一瞬ピクンと動くミオクロニー発作や、突然体の力が抜けバタンと倒れる脱力発作、あるいは手足や口をもそもそと動かす自動症といわれる発作などもあります。
しびれは感覚障害のひとつで人それぞれ感じ方は異なります。
じんじんするもの、ぴりぴりするもの、さわった感覚がわからないものと様々でその原因も多様です。
一般的にしびれはあまり重要視されないことが多く、医療機関を受診しても「気のせい」だとか「年のせいだ」とかで軽く片付けられてしまうことが多いのが現状です。
しびれは他人からは目に見えない症状ですが、患者様本人にとっては生活するのにも困難なしびれも多く存在します。
手術で良くなるしびれがある一方、しびれの原因がわかっても治療困難なケースもあります。